今日(2017年12月18日)のNHK情報番組あさイチは、「今日からできる「患者力」アップのコツ」。病気を抱える身内を持つ当事者として、番組を見ていました。
[bq uri=”http://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/171218/1.html”]最近、新しいタイプのお医者さんが増えているのをご存じですか?従来であれば、どんな治療をするかは医師が決める場合が多かったんですが、今は、医師が患者に治療法の選択肢を示し、相談のうえ、最終的には患者に決めさせるケースが増えているんです。まさに、「患者中心の医療」。患者にとってみれば、自分が望む医療を受けられるようになりつつあるんです。[/bq]
2016年2月に父が転倒で四肢麻痺状態になったとき、入院して2週間後、主治医から、手術(椎弓形成術)の提案を受けました。
医師は、「手術しても(頚椎損傷が)良くなるものではない。今後転倒したときに、多少首の神経の圧迫を減らせる可能性があるくらい」といい、「判断は本人と家族で」となりました。
結局、「やらなかったときの後悔をしない」というメンタルな部分での判断で手術をすることにしました。
その後も、手術のリスクの説明を受けるにつれ「お金を掛けて、身体に負担をかけてまでこの手術をする意味があるのだろうか・・」という気持ちは拭いきれないまま手術に。手術は成功しましたが、それが良かった(効果があるものだった)のかどうか、今もわかりません。
今日の放送でも、「手術」か「リハビリ」かで迷った方が登場されていましたが、医師の言う、手術の成功率や回復の度合いは、本人の「私、治りますか」の答えにはなりません。結局、どう折り合いをつけるかなのですが、病気の真っ只中にあっては、その選択は、大変難しく、究極、「どう生きるか」を問われる場面なのですよね。